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 ここは【めのう】の趣味と気まぐれで適当に更新される、多分この辺りじゃ一番アバウトで、いい加減なサイトです。 真面目な記事をお探しの方は、きっと他をあたった方が賢明です(笑) それでも読みたいあなたは、他のニュースページを回られた後にでもお立ち寄り下さい。

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    26.February.2008
    TALK : はじめに
    Written by MeNOU

     今更ながらMacBook Airのことを書こうと思うよ(笑)

     ちなみに、先日書いたのはMacBook Airのことではなくて、一部の頭の固い日本人の軽率な発言で、海外でも笑いものになるようなことがないようにして欲しいなぁというお話だったのでね(^_^;)

     ってワケでMacBook Airのこと。

     登場して見ればちょっと違ったのだけど、去年の年末・・ではなく実は去年の初めくらいからチャットなどで話していた予想は、それほど外れていなかったと思うんだ。

     あ、長くなりそうだから順を追って説明しようね(^_^)


    COLUMN : Appleが世界を変えた話
    Written by MeNOU

     Jobs復帰後の、ここ10年くらいのAppleは、無駄な開発を行ってきていない。これは、常にトレンドに追従して、流行のマシンや機能を追っかけ開発している他社に比べると、奇跡的なことだと思う。

     当時のAppleに、長期計画(10年だとも20年だとも言われている)があり、ほぼその通りに進めているという話しは、動きの目まぐるしい予想の難しいPC業界において不可能に思える。

     じゃあ、眉唾かと言えば、そうでもないと思うんだよね(笑)

     トレンドを追いかけている限り、トレンドというのを先読みする発想から抜け出せないけれど、Appleのように、常に新しいマーケットを開拓しているのなら、それがトレンドの最先端にいることになる。もちろん、人気が出なければトレンドにはならないけれど(笑)

     駆け足で。

    iMacトランスルーセント、カラーバリエーション、USBなどのトレンドを作った。
    USB規格自体は存在していたけれど、当時まだUSBの周辺機器は事実上皆無だった。あ、NECの98NXの標準キーボードくらいはあったかな(笑)
    iBook無線LANを普及させた。
    当時だいたい通信速度が2Mbpsのクライアントのカードが8万円したのを、iBookは11Mbpsで12800円に降ろした。ところで、最近、Windowsでも液晶側のフレームにアンテナを背負わせる類似品が増えてきた。
    iTunes音楽情報の管理を簡単にした。
    当時は、有料のCDリッピングソフトやCDを焼くソフトをばらばらに購入して、かなり難解な操作を行う必要があった。
    iPod携帯音楽プレイヤーの世界を変えた。
    音楽を切り出して持ち運ぶ文化から、自分の音楽データを全て持ち歩くことによるコミュニケーションや音源の発掘、シャッフルという聞き方などが新しい音楽文化を作った。
    iTunesStore音楽のダウンロード販売が成り立つことを証明した。
    それまで大手のレコード会社やソフト会社が参入しては失敗して、音楽のダウンロード販売は成り立たないと言う風潮ができ上がっていたところに参入して成功を収めた。
    これにより「デジタルデータはがんじがらめにコピープロテクトをして取り締まるしかない」ではなく「買うときにちゃんとお金を払うのだから、後は自由にしても問題ない」という図式を作り上げた。ダウンロード販売が成り立たなければ、コピープロテクトを外すことは出来なかっただろう。
    iPhoneマルチタッチと良く考えて作られたユーザインターフェイス。
    日本人は手先が器用である為、iモードを筆頭として多機能携帯電話が普及したが、海外ではほとんど普及していなかった。もし、日本のiモード携帯が(日本のメーカーが言う通りiPhoneより高機能(笑)だとしても)アメリカで発売されても売れないことは目に見えている。
    iPhoneの真骨頂は、Apple製品らしい分かりやすくて簡潔で、ワクワクさせてくれて、それでいておさえるべきところを押さえたユーザインターフェイスにある。マルチタッチは、それを実現する手段の中の1つに過ぎない。

     他にも、まだまだあるのだけど、キリがないので省略しよう。

     どの製品にも言えることは、スペックなどのことを言えば、他のメーカーのほうが「機能の数が多い」「スペックの数字が大きい」「単体の技術は既にあった」などと言わせる余地はある、と言うこと。

     しかし、MacBook Airの話しではないけれど、やはり日本のメーカー技術者やメディアのライターが、iPhoneより日本の携帯電話の方が機能などが優れていて(?)目新しさはない、などと言ってみたところで「だったら何で売らなかったの?なんで成功してないの?」という話しなんだよね(笑) 結局のところ、iPhoneと日本の携帯電話の間には、MS-DOSとMacOS Xくらいの圧倒的な差がある。

     ってワケで、Appleは流行を読んでいるのではなくて、Appleが世界を変えている、だから他所のメーカーみたいに追っかけ開発の無駄がない、という話し。

     では、次は開発がベクトル上を進んでいる話しをしようね(^_^)


    COLUMN : ベクトル上に進まない開発
    Written by MeNOU

     ここ10年程のAppleの開発の無駄のなさというのは、追っかけ(二番煎じ)開発の無駄がない、という他にも、理由はある。

     それは、一貫したベクトルに沿って開発が進められているということなんだ(^_^) むしろ、トレンドを作るより難しいと思われるこれらの「仕事」について掘り下げてみよう。

     さて、ではまず、Apple以外のトレンドを作れるメーカーの仕事を考えてみるね。

     独占なので分かりやすいので例にあげるけれど、Windowsのユーザインターフェイスは、基本的にMicrosoftが自由に決めて作っていると考えられる。時にはMacOSの真似をしたり、時にはウェブアプリ対策をしてみたり、独自の哲学で作ってみたり・・・とにかく、それはMicrosoftによって選択・決定されて作られている。

     では、Windows 3.0、95、98、Me、NT3.5、NT4.0、2000、XP、Vista・・と、ユーザインターフェイスを並べてみると・・・・全くもってバラバラなのが分かると思う(笑)

     違うことが悪いか良いかは別として、これは、Microsoftが次のWindowsを作るにあたって、基本的なユーザインターフェイス哲学を変更してしまっているからなのは間違いない。

     例えば、Windows 2000は、基本的にNT 4.0の延長線上に作られており、管理ベースのユーザインターフェイスなので、技術者やマニアの評判は良かったと思う。(この辺りは、お酒の味とかと同じで、人によって感じ方は違うと思うのだけど、まぁだいたい皆こんな感じに思っているだろうということで。)

     ところが、XPは一般ユーザが使えるようにという趣旨で、階層だった機能を展開して整理しなおして並べて見せたようなインターフェイスとなった。これは、全くの初心者にとっては2000より使いやすい可能性はあったのだけど、2000に慣れたユーザには分かりにくく、また機能に辿り着くまでに遠回りであることも多いように思う。

     そして、Vista。ここでも、Microsoftはユーザインターフェイスを違う哲学で整理して新しく作り直してしまった。

     つまり、MicrosoftではOSのアップデートの度に、ユーザインターフェイスを再設計して開発・デバッグ・試験という無駄をしているというワケ(^_^;)

     まとめると、自分で開発の方向をコントロール出来る企業であっても、時と場合によってあっちに向かってみたり、こっちに向かってみたり、同じ時間歩き続けても、ある方向にたくさん進んでいる訳ではない、ということかな。

     おっと、ベクトル通りに進まない話しが長くなってしまったんで、ここで一度切り上げて、Appleの話しに戻ろう。


    COLUMN : ベクトル上に進む開発
    Written by MeNOU

     既に、ここまで読んで来たらある程度気付いていると思うのだけど(っていうか、そもそもそんなこと分かってるような人が読みに来てるんだろうけど(笑))Appleはかなり綿密に方向性(ベクトル)を定めて開発を行ってきている。

     例えば、iTunesは、簡単にいろんな音楽データを管理出来るという、Macの付加価値としての存在として開発されていながら、実はiTunesがあるからこそ、大量のデータを持ち運ぶiPodというハードウェアが活かされる作りとなっている。

     Macの付加価値を高める為(ちなみに、デジタルハブ構想があってのiTunesなのだけど)であると同時に、iPodという新規製品のインフラとインターフェイスも兼ねるという、2つの目的を1度の開発でこなしているワケ(^_^) < 実際にはもっとたくさんの目的が考えられる

     同じように、例えば、Core Audio、Core Graphics、Core Image、Core Video、Core Animationなどの一連の開発も、1つずつが即戦力となってOSのアップデートで華々しくデビューしながら、実はそれが次の開発に結びついている。

     一般に、通常のソフト会社であればCore Animationに該当する目的を思いついてしまった場合、いきなりそれを完成させようとしてしまうと思うのだけど、Appleはそれを整理して、順を追って丁寧に、1つずつの機能がちゃんと目的を持っているか、クオリティを実現出来るか、戦力となるか、などを吟味して開発を進めている。

     これは実にすごいことで、開発にあたる技術者、マーケティング担当者、全体の流れを管理するマネージャ、全ての決定権のある経営者が、全員ロードマップや詳細を理解してチームで進めなければ出来ないことなんだよね。

     2000年頃、と言えば、ユビキタス(笑)なんて言葉が流行り出して、将来PCは無くなって携帯電話やPDAや組み込み製品に置き換えられる・・なんて話しが大手を振って歩いていた頃だ(笑) キーボードは無くなって音声による入力が主流になる、なんて書いていたメディアもたくさんあった。

     そんな時代に、「今後PCはより重要性を増して行く。何故なら、デジタル情報が増えれば、それを管理する為のリッチなユーザインターフェイスが必要となるからだ」と言うようなビジョンを全面に押し出して(当時は、残念ながらMac系のメディア以外で、このデジタルハブ構想というものはほとんど取り上げられなかった)、そのビジョンの実現に向けてブレずに突き進み、現実にPCの立ち位置をそこに持ってきてしまった。

     マーケットをリサーチして開発するんではなくて、自分が良いと思うビジョンに世界を変えたのがここ10年のAppleという会社なんだと思う。


    COLUMN : MacBook Airの予想
    Written by MeNOU

     ところで、先に結論を言ってしまうと、Appleが光学ドライブのない薄いマシンをリリースする予想はしていたんだ(笑)

     予想と違ったのは、iTunesStoreでソフトウエアの販売が発表されなかったこと。



     97年から3−4年の間、SONYのVAIO 505ノートに代表されるサブノートが日本で非常に支持された時期があった。この時、Appleは「いくら薄くて軽くても、バッテリーの駆動時間が短い(実際、1時間程度しか持たなかった)、キーボードが標準サイズ・配列でない、画面が小さい、光学ドライブが内蔵されていない、などの欠点は致命的であり、Appleはサブノートと言われるマシンは作らない、と公式に発言していた。

     現実に、その後VAIOチームが2スピンドルノートにくら替えした時、開発チームのリーダー的人物が、メディアのインタビューに「光学ドライブがないとダメなんで、新しいVAIOは2スピンドルになったんです」などと軽く発言していた(^_^;)

     「オイオイ、あんたについてきた人たちを笑いものにする気かよ」と思ったりしたのだけど(いや、口に出して言って回ったんだけどね)、とにかく、サブノートは流行に過ぎずニッチなマーケットはあるが、メインストリームではない、という結論が出たと思う。

    (余談だけど、当時Appleは、時流に逆行するようにiBookという超巨大ノートをリリースしている(笑) iBookは、主に教育マーケット向けであり、子供がぶつけそうな部分には色のついたラバー素材が取り付けられ、授業時間6時間をバッテリー駆動出来る為に、巨大なバッテリーが内蔵された。そして、その3.5kgの重さのフォローとして、持ち運び用の取ってが取り付けられた。)


     では、何故今Appleがゼロスピンドルや1スピンドルノートを出す予想をしたかと言えば、「これからの世の中はネットワークとワイヤレスである」というAppleのビジョンがいろんな製品から見えたからなんだ。

     噂の出始めた時期などから、本来、MacBook AirとLeopardと現行のAirMacベースステーションは、同じ時期に発表される予定だったのではないかと考えていた。特に、LeopardとUSBストレージが繋げるAirMacベースステーションは、Leopardの延期が無ければ同じタイミングで発表されていたことになる。

    (当初Leopardでは、AirMacに接続されたUSBストレージにもバックアップが出来る筈だった。同じタイミングで発表されていれば、非常に強力な無線LANの活用方法として注目された筈なのだけど、Leopardが遅れたことでインパクトが弱くなってしまった。邪推すれば、TimeCapsuleのリリース時期が近づいた為に、TimeCapsuleのイメージ向上の為に機能制限をした可能性も考えられる)

     また、MacOS Xはネットワークインストールが出来る仕組みが既にあるし、iTunesMusicStoreはiTunesStoreとなって、音楽以外のデータも扱うようになっていた。

     だから、Leopardと同時に、無線LANによるバックアップ(AirMac)と、光学ドライブを持たないノートと、iTunesStoreでのソフトウエア販売を一緒に発表することで「光学ドライブが無くても困らない」ことをアピールするつもりではなかったのかな、と予想してたワケ(笑)


    COLUMN : MacBook Airのこと
    Written by MeNOU

     で、やっとMacBook Airの話(笑)

     超前振り長いのは、久しぶりだからということで。(いや、突っ込まなくても理解している。確かに前から前振り長かったよ)

     あちこちに書かれていることなので、今更だけど。

  • 光学ドライブを外したのは、薄さや持ち運びの追求と、光学ドライブの時代の終焉を予期したもの。
  • バッテリーが直付けであるのは、ボディとの間に隙間なく詰め込み、またボディにバッテリー用の抜き加工を施さないことにより剛性を出したため。
  • ポートを廃止したのは、Airを使うビジョンとしてワイヤレスを強力にイメージする為。
  • CPUクロックは、このクラスでは最高レベルであると同時に、LeopardやiLife08、iWork08などを動かすのに十分であること。
  • ドライブ容量も、Airの想定する利用用途として最低限であること。

     と言ったところ。誰でも想像がつく通り、初代iMacがフロッピードライブなしで登場したのに似ており、多分これは、やはりiMac同様に5年後、10年後を見据えての形状だと思って良いんじゃないかな。

     当時も、「フロッピードライブが搭載されていなくて、既存の周辺機器が使えないマシンなんて売れるわけがない」と、ほとんどの記事で書かれていた(笑) 嘘ではなくて、本当にiMacが発表されてから発売されるまでの数ヶ月間はそういう意見が大多数だったんだ。

     個人的には、当時のAppleの言い分「フロッピーに収まるような1MB程度のデータなら、メールで送れば良いじゃん」というのが、

    「音楽も映画も、ソフトだってオンラインで手に入るしインストールも出来るんだから、光学ドライブなんていらないじゃん」
    「バッテリーがへたってきたら、今のバッテリー価格と同じ値段でバッテリー交換するんだから良いじゃん」
    「今どき、無線LAN環境が無いなら、PCを合わせるんじゃなくて無線LANを設置するべきじゃないの?」
    「無線LANで実測100Mbpsくらい出るなら、100Mbpsの有線はいらないよね?」
    「ワイヤレスで使う目的のマシンに、なんでポートがそんな必要?」

     なんて感じに置き換えて聞こえるようで面白い(笑)

     iMacの話しを続けると、10年前のiMacには、USBと100Mbpsのethernet、CDドライブがついていて、ネットブートが出来た。(実際にはちょっと遅れて実装されたけど)

     今、このシンプルな構成のマシンが現行機種であってもそれほど不思議ではないと思うけれど、当時のPCは、フロッピードライブとCDドライブ、シリアルポート、パラレルポート、PS/2のマウスとキーボード、10base-Tのネットワークカードすらオプション、という構成だったことを考えれば、どちらが未来的だったのかはすぐ分かると思う。

     今現在・・というよりも、過去にしがみついている保守的な人にはMacBook Airはお奨めできない(笑)

    【めのう】はAppleの社員でも販売員でも無いので、MacBook Airを無理に売り込もうとは全然思わないし、分かる人が買えば良いと思う。用途が違ったり、興味の対象外の人は、買わないほうがハッピーだと思う。

    (でも、世界が面白い方向に変ろうとしているのに、足を引っ張るような真似はしないで欲しい。)

     最後に、もう1つ余談を(笑)


  • COLUMN : 光学デバイスとコンテンツビジネス(余談)
    Written by MeNOU

     HD DVDの撤退でBlu-rayが勝者・・みたいな話しが出ている。

     でもよく振り返ってみると、RedBookのCDは登場して長いこと、今でもあるにも関わらず、DVDコンテンツの流通は、次世代規格が決まったことで終息することが決まったワケなんだよね。

     CDより後に登場したDVDの寿命は、かなり短かったことになる。

     これは、何故かと言えば(コンテンツホルダやデバイスメーカーの思惑やマーケットの情勢的な要因はもちろんたくさんあるのだけど)、音楽を聴くクオリティは、CDでほぼ満足出来てしまっているのだけど、映像コンテンツのクオリティは、現在のDVDではまだ不満だった、ということと、TVの高解像度化によるものだと考えられる。

     例えば、音楽の再生環境がもっと改善されてどの家庭でも5.1chが当たり前、みたいになった時に、ステレオ録音のCDではなくて、DVD-Audioみたいに5.1ch録音でクオリティの高い音が支持されるようになることは、あり得る話しだと思うし、TVの解像度も、今より更に上がれば、きっと映像コンテンツもBlu-rayに変わるメディアを探す時期がくると思う。

     今現在CDが生き残っている理由は、CDに記録されている音楽コンテンツが、家庭においての「マスタークオリティ」だからで、もしダウンロード販売の音のクオリティがCDを上回ったら、CDのマーケットは建ち行かない可能性がある。(だから、レコード会社の要望もあってダウンロード音源は、CDクオリティ以下か、良くて同等に制限されているのだと思っているんだけどね)

     そうして、古いメディアで買いそろえたデータの価値は一気に下がる(笑)

     そうなってきた時、多分、その頃には通信のインフラも今よりずっと良くなっていると思うのだけど、「新しい規格の誕生と共に廃れる光学メディアと、どんどんアップデートされるコンテンツ情報の世界」 をイメージすると、ダウンロード販売やストリーミング配信という形は、これから発展するように思えるんだよね。

     まぁ、でもさしあたって一番の問題は、古いシステムにしがみついている利権関係の会社とか、頭の固い人たちが、光学メディアを捨てられるかなんだけどね(笑) それを考えると、光学メディアも当分安泰なのかも。


    21.February.2008
    TALK : MacBook Airと雑誌記事
    Written by MeNOU

     最近、なんか、かなりApple製品への理解が進んだと思う。 よね?

     例えば、以前、MacBookProのトラックパッドで2本指によるスクロールを見せた時の反応は「そうなんですか」程度だったのだけど、先日MacBookAirを同じ仕事先に持って行った時は、鞄から取り出して何も言わないうちから、ボディの作りや厚さ、トラックパッドのピンチや回転インターフェイスに感嘆の声があがった(笑)

     と、まぁそういう状況ではあるのだけど、相変わらずトンチンカンの反応も多い・・・というか、むしろ雑誌記事(今は大半がオンラインなので、メディアのライターというべき?)が酷かったりする(^_^;)

     一番最近見た記事なので、代表にあげさせて貰うけれど、実際にはあちこちで大なり小なり似たような記事を見かけた・・。

     要約すると、MacBook Airにはポートが足りない、光学ドライブがない、バッテリーが取り外しできない、CPUクロックやディスク容量に比べて価格が高い、と言うようなもの。


     MGを読んでいるような人たちには今更何をという話しになるのだけれど、これらの記事はライトウェイトなオープン2シータの車に対して、後部座席やドアの数が足りないとか、荷室の容量が足りないだとか、雨の日に困るとか、軽自動車の方が価格が安い、などと意見しているのと同じことで、正に滑稽としか言い様がない(笑)

     もし、車の記事で同じような内容のものが書かれたら笑いものになることは間違いないのだけど、何故かいまだにパソコン関係の記事では、こんな恥ずかしい記事を書くライターが大手を振って偉そうなことを書いている・・・というのは、長いことパソコンを使っている人間からすると嘆かわしいことこの上ない(^_^;)

     似たようなことは、大昔、MS-DOSのPCと、GUIのMacintoshというような構図でもあったりした(笑)

     今なら、「DOSのコマンドラインインターフェイスなら、GUIとマウスの組み合わせより素早い操作が出来て優れている」なんて記事を見たら、ほとんどの人が吹き出すと思うけど、昔は大まじめにそんな意見とやりあったものなんだ(笑)

     さて。

     MacBook Airを車に例えるなら、200万円前後で発売された高級オープンなスポーツクーペ、と言った感じになると思う。その圧倒的なデザインとモノとしての完成度、そしてブルートゥースや802.11nを使うことによる有線からの開放という提案、そして、それでいて相当に低価格であること。(外付けドライブが手動組み立て式のハードトップなら、リモートドライブは電動ハードトップだろう)

     どこかのオンライン記事では、他所のメーカーの人などを集めて分解していて「うちならもっと安く作れる」なんてことを言ってるものもあったのだけど、まぁ、まず無理だろう(笑)

     あのクオリティのデザインやボディの完成度(ボディのデザインから、材質や成型の加工技術や加工工場)、中の設計からIntelに最新(もしくはカスタム)CPUを依頼して、パッケージなども全て含めて・・・つまり「プロダクト」として見た場合に現在のAppleを超える仕事が出来るメーカーは、ほぼいないと断言できる。(会社の方針、開発の進め方、政治的な立ち位置、管理する人間の決断、など全てが揃わなければ製品は作れないのだから)

     逆を返せば、ネジの本数などのレベルの話でしか考えられない人たちが、メーカーにしろライターにしろ、いかに多いかということは嘆かわしいことこの上ない(^_^;)

     MacBookAirを見れば、802.11nを搭載して、光学ドライブやポート類を最小限まで廃止して、しかしキーボードバックライトや外部ディスプレイ出力を残していることから、ターゲットが「それなりの層」であることは、ひと目で分かるはずだ(笑)

     ライトウェイトスポーツカーの外車とカローラのジャンルが違うということすら区別がつかない人間が、堂々と記事を書いて、それをたくさんの、カローラしかしらないような人が読んで誤解するようなことは、なるべく減らして欲しいものだと思う。


     で、個人的な見解を書くのだけれども、つまりMacBook Airは、そういうかなりターゲットを絞った製品だと思う。ただ、サブノートを欲しがる人たちよりは、裕福なエグゼクティブのほうが圧倒的に多いはずなので、MacBookやMacBookProのようには売れないけれど、サブノートよりはそれなりに売れると思う(笑)

     勘違いしてはいけないことは、軽自動車やカローラも素晴らしい車ということで、自分が欲しいモノは何なのかということをよく考えるべきだと言うことなんじゃないかな。(MacとWindowsパソコンのどちらを選ぶか、というレベルにおいても)

     単純にコストパフォーマンスやユーティリティを考えた時に、MacBookより10万円余分にお金を払って文字通りスペックの劣るパソコンを買う必要はないと思う。だけど、もし自分がそういうのが好きなら、余計にお金を払って、晴れた日にしか乗れないようなオープン2シータのスポーツカーを買ったって良いと思うんだよね(笑)



     P.S.現実に、今、【めのう】がMacBook Airを出先に持ち歩くときに必要なものをあげると、随分と小さくなったACアダプターくらいだ。ただ、例えば電気屋さんなら白い箱バンに工具や部品を詰め込んで移動するように、プロフェッショナルな仕事をする人は、MacBook Proを選ぶべきだろう。荷物を積み込んだトレーラーをスポーツカーで牽引して「不便だ」などと言うくらいなら最初から箱バンを買うべきなのは、当然のことだ。


    25.October.2007
    TALK : Leopardのフォルダデザイン
    Written by MeNOU

     Leopardは久しぶりに大きく画面デザインの修正が入っている。AquaとかMetalとか、そういう意味ではないのだけれど、ある意味それ以上に大きな変更かも知れない。

     と、言うのはLeopardでは、フォルダアイコンがSystem 7時以前のように正面向きに戻っているんだ!!

     これによる恩恵は、アイコンサイズが小さくても特殊フォルダアイコン(システムフォルダなどの、絵が描いてあるフォルダアイコン)がちょっと見やすくなるくらいではあるものの、Leopardではもう少し違ったアプローチもされている。

     これまで、System7.0やCopland風、MacOS Xに至るまでの特殊フォルダアイコンは、例えばアプリケーションフォルダであれば、アプリケーションを示す鉛筆と筆と定規のアイコンがそのままフォルダに貼り付けられていた。

     これが、Leopardでは「アプリケーションを示すアイコンデザインがエンボス加工された」フォルダというデザインになっているんだ(^_^)

     狙いはともかくとして、これによってフォルダに貼り付けられている各種アイコンは「写実的」ではなく本来のアイコンデザインに回帰しており、MacOS Xが登場した時に、旧MacOSに比べて写実的だけど分り難いと言われたアイコンがやっと修復されたとも言える。

     実際のところ、フォルダアイコンだけではなくシステム環境設定も昔のコントロールパネルのデザインから、より記号性の強い歯車のアイコンに修正されていたりするので、もしかするとアイコン全般のデザインをより記号化する方向にシフトしたのかも知れない。(戻った、とも言える)

     ちゃんと拡大すると、紙の質感も表現されていて良い感じ。

     フォルダのアイコンなどは、「300以上の新機能」に数えられるのかどうかも分らない部分で、に手を入れる必要もなさそうなのだけれど、久々にアイコン関連でグッとくる変更点だぜ!

    (まぁ、Aquaの半透明シマシマフォルダが気持ち悪かったというのもあるんだけどね)


    TALK : Leopardのドック
    Written by MeNOU

     ちょっと仕事が忙しくて本日は小ネタで責めるぜ!

     Leopardのドックのデザインが、3D風になって奥行きのあるデザインになったことはご存知の方も多いと思う。

     ではなぜ3Dデザインにする必要があったのか? ということを考えてみると、多分それはスタック機能がついたからなのではないかと思うんだ。

     ドックのスタック機能は、スタック内に含まれているファイルのアイコンが重なったデザインの為、正面向きではなく奥行きがある形が自然なデザイン、というワケ(^_^)

     もしドックが正面向きであれば、重なった書類は斜め方向にずれて重りを表現することになると思うのだけど、LeopardではTimeMachineなどを見ても「重なりを表現するのは奥行きで」というデザイン記号が存在しているように思える。

     こういう細かい統一感が、Leopardから感じられる全体的な完成度の高さに貢献している、と思うのだけどどうかな?


    TALK : Leopardのインスタントアルファ
    Written by MeNOU

     97年の復活劇以来のAppleは、正直なところワクワク感が減ったと思っていた人は多いと思うし、【めのう】もそう思っている。

     もちろん、余裕が出来るとG4 Cube、iPod、iPhoneのようなチャレンジ精神旺盛な製品は作ってくれるし、iPhoneはある意味かなりワクワク感の強い製品ではあるのだけども。

     逆に、97年以降のAppleがそれまでと違って素晴らしく改善されたのは、無駄な開発を行なわず、将来への投資的な開発で成功してきたことだと思うんだ(^_^)

     書くと長くなるから、端折るけれども(笑)、iTunesとiPodであるとか、CoreGraphicsやCoreAudioからCoreAnimationまでの流れであるとか。

     さて、Pagesが登場し、テンプレートのインターフェイス(とプログラム)がLeopardのMailにそのまま適用されるのを見て、Pagesの開発自体が次期OSの開発でもある(またはその逆)というようなことは分っていたのだけれども、なんとLeopard版プレビューの編集機能にはインスタントアルファ機能が付いているんだ!

     iWork08を持っていない方は(が大半だと思うのだけど)見たことがない・・というか聞いたこともないという人も多いと思うのだけれども、インスタントアルファは簡単に言うと写真などから背景を切り取る機能のこと。

     これが実に使い勝手が良くて使える機能であるので、特にウェブ作成であるとかDTP関係の方は是非一度お試しあれ!

    iWork keyote'08 New in Keynote'08 < ここのヒマワリのアイコンのムービーを参照


    18.October.2007
    TALK : MacOS X 10.5のこと
    Written by MeNOU

     真っ赤なタイツ〜地を走り〜ッ!!

     なんという燃えッ! なんという漢ソングッ!! という訳でバトルホークのオープニング曲からスタートする本日のMG、過ごしやすい季節となりました、如何お過ごしでしょうか?

     うーん、このイカしか歌詞は高円寺博氏によるものだけれども、やはりヴォーカル(兼、叫び)の池田鴻氏のキチガイっぷりが最高。グロイザーXのエンディングと言い、抑えておいて損はない作品だ! > 各位

     おっと、そうだ!

     注意点としては、カラオケで歌う際に、1番のみの場合と3番くらいまで入ってるヤツがあるので、出来ればテンションの高いまま叫びで完結できる1番のみのテイクを選ぶのが良いだろう。



     ってワケで発売を1週間後に控えてLeopardの話(^_^)

     こと、WindowsからMacに最近スイッチした人の中には、MacOSの初めてのメジャーアップデートを体験する人も多いのではないかと思う。

     Windowsと違って、MacOSのメジャーアップグレードはワクワク感があって実に楽しいので、是非とも楽しんで貰いたい・・ということで、【めのう】的にワクワク系の10.5の新機能を書き連ねてみようと思う・・・のだけど、

     その前に、10.5全体として感じたことを先に話そう。



     今回のLeopardのアップデートは、前回のTigerから、実に2年半もの間が空いたこともあって新機能が沢山あるのだけど、それだけではなく、とても丁寧に作り込まれているのが目につく。

     例えば、ユニバーサルアクセス関連の機能などは、Tigerを含むこれまでのさまざまなOSの標準的な「マイノリティの人用に、使い勝手はともかく、とりあえず対応してあります」というレベルではなく、完成度の高いレベルで作り込まれている。

     点字ディスプレイの対応を例にあげてみると、

  • プラグ&プレイでセットアップ不要で動作し、
  • OSのセットアップすら点字ディスプレイを利用できて、
  • 点字入力の設定などのカスタマイズが出来て、
  • 自分の設定環境はUSBメディアなどに保存しておけば、出先のMacに差し込むだけで自分の環境に切り替わる

     といったように、視力障害の人が、総合的にMacを使うことを、「ツールやユーティリティ」のレベルではなくて、「環境」として用意している点などでよく分る。

     MacOS Xは、個人的には10.3が正しいバージョン1.0だったと思っているのだけれど、あれから4年、そして、iMacというターニングポイントからでは10年。

     「Appleらしさ」が空回りしたり、過剰に取り上げられてブームになったり、紆余曲折あったのだけど、この3年程は世間がようやくAppleのやろうとしていることに目を向け、理解出来るレベルになってきたかなぁと言う感じで、嬉しい限りだ(^_^)

    (この調子でバトルホークの曲の良さとかも世間に浸透すると良いんだけど)


  • TALK : iPhoneのSDKとLeopard
    Written by MeNOU

     さて、いきなり脱線してiPhoneのSDKのこと。時事ネタというヤツだね(笑)

    (ちなみにSDKは、Software Development Kitの略で、ソフトを開発する為のツールのこと。今のところ、iPhoneやiPodTouch向けにソフトを作ることは許されていない)

     意地の悪い記事などでは、違法改造とのイタチごっこへの対応、みたいなことも書かれていたりするのだけど、読む限りネイティブアプリケーション開発の為のSDKとあるので、多分Leopardの発売に合わせて発表する手はずだったのではないのかなと思う。

     と言うのは、Leopardでは、アプリケーション個別に「いつ、どのサイトから、どのダウンローダ(ブラウザ)でダウンロードした」などの情報を管理したり、アプリケーションの発行元署名やサンドボックスの機構など、セキュリティ機能が随分と追加されたんだ(^_^)

     アプリケーションの流通経路や署名のチェックなどは、アプリケーションが信頼出来るものかどうかを確認する機能で、怪しいソフトを間違えて実行してしまうことを防ぐ為のもの。

     サンドボックスというのは、アプリケーションを保護された領域の中で実行する仕組みで、例えばコッソリとファイルを書き換えようとしたりとか、ユーザの知らないうちにデータを外に流そうとしたりするのを防ぐ仕組み。

     簡単に言うと、部屋を与えてその中で作業しろ、みたいな感じの仕組みで、部屋の外へのアクセスを行なおうとするとバレちゃうワケ。

     他にも、Leopardではシステムのライブラリをメモリーにロードする時に、毎回ランダムな場所に読み込むことで「決め打ちでシステムのライブラリを呼び出して不正なコードを実行する」というようなテクニックを防止するようにもなっている。

    (例えば、ダウンロードされたアプリケーションではファイルの読み書きのような命令を使えないようにしてあっても、そのソフトが通常の方法ではなくて、「システムのファイル読み書きの命令は、いつもメモリーのあの位置にあった筈だから、直接そのメモリーを呼び出しちゃえ」みたいな方法でファイルを書き換えてしまったりするのを防止する)



     話を戻すけど、iPhone発表時の時に「今のところ」Webアプリしか実行出来ないよ、というようなお茶を濁す発言があったので、多分これらの10.5のセキュリティ機能が安定動作することを確認した上で、SDKを配布するつもりだったのではないかなという推測なのだけど。

     お? なんとなくLeopardっぽい記事になったようだ(笑)


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